koiobi

デートする。本を選ぶ。

Koiobiとは?

Koiobiをやってみた・女性編

第4帯

デートをはじめ、大切な人と楽しい時間を過ごして次会うときに贈る、ひとこと添えたプレゼント「Koiobi」。今回は、神戸で仕事をしている女性を代表して「編集長」にKoiobiを作ってもらいました。

田中

田中

かたちラボって
名前でコピーライター
として活動中。

編集長

編集長

date.KOBEの
美人編集長。
実はサブカル女子。

しまこ

編集長のオフモード。
休日はカフェや雑貨屋巡りに
命を削っている。

編集長、変わる

ルンルーン♫
恋はまるでーくるくるまっわるーパリブレストのよう♪フフフー♪

よう♪って。いつもの関西弁どうしたんですか?
パリブレストって自転車の車輪をイメージしたお菓子でしょ?
忙しすぎておかしくなったんですか!?

今、パリに想いを馳せてんねん。邪魔すんなや。
・・・・・・あんな、ちょっとオフってええか?

オフ?どういうことですか?

(ポチッ ※何かを押す音)

ポチッ?

あー。つかれたーわー。編集長の姿でいるのもつかれるのよね。

えええ!?

編集長は仮の姿。本当の姿は、ばりばりの文化系女子よ!
本名は、しまこ。好きな神戸のスポットは、モトコー(元町高架通商店街のこと)。

・・・・・・・

昨日はシネリーブル神戸に寄って、レイトショーの映画を観たのよねー。
家に帰ってペトロールズを聴きながら、編み物をしていたら
つい徹夜をして、今日はちょっとしんどいよー。なう。

知らんがな。

実は読書好きだということもあって、一度Koiobiをやってみたかったのよね。

サディスティックな編集長はどこへ!

というわけで今回は私がKoiobiをしますので。よろしくお願いしますねー。

しまこのKoiobi

では。まずKoiobiを渡すのはどなたですか?

パリに住んでいる、コレです(親指を突き立てる)。

表現方法がおじさんみたいですよ。
冒頭、パリに想いを馳せていたのは彼がいたからなんですね。

キャッ。

・・・・・・

ちょっとやめてくださいよー。はずかしい。

・・・先、進めてもらっていいっすかね。

彼はパリでアートを学んでいて、もう4年経つんです。
自分が好きなアーティストから学びたかったみたいで。
アート以外に好きなことは、釣り、サッカー、マンガ、あと動物と遊ぶこと。

本当にいるんですね。そんなマンガのキャラクターみたいな人。

お互い良く本を読むので普段からオススメしあうのですが、
今回は彼も好きそうなジャンルの本が置いてある
神戸・灘の古本屋「ワールドエンズ・ガーデン」の店主さんに
Koiobiにぴったりの本を選んでもらったんですよー。

ワールドエンズ・ガーデン

家のようにくつろぎながら本を選べる本屋。古本や新刊書籍、リトルプレスなどを扱い、作家さんのトークやライブなどさまざまなイベントも開催。

ワールドエンズ・ガーデンさん、いい感じですね。

ワールドエンズ・ガーデンさんがあるのは、王子公園駅なんです。

そうなんですね。王子公園っていったら、パンダがいるところですよね。

そんな認識は甘々の甘太郎よ!

・・・・・・・

王子公園駅近くのエリアには、傘屋「コシラエル」さん、
家具屋「Magical Furniture」さんといった魅力的なお店が並んでいるの!
ゆっくり過ごせるカフェもたくさんあって、
休日にカップルでのんびり過ごすのにおすすめよ!

すみません。認識が甘くて。
で、ワールドエンズ・ガーデンはどんなお店でしたか?

こちらがワールドエンズ・ガーデンの店内です〜。
しまことデートなうに使っていいよ。

なぜ、ベッドが。。。

それは、シュールってやつよ。

違うでしょ!何か意味があるんでしょ。

そんなことは、どうでもいいの!
で、Koiobiのことで店主さんと話をしたら、
店主さんと彼との趣味が合いそう!って思ったのよねー。
彼は作家の保坂和志さんが好きなんですが、店主さんもそうで。
アートが好きで、釣りもサッカーもマンガも動物も好きらしくて。

そうなんですね!そんな方が本を選んでくれると、もうバッチリですね!

そんな店主さんからKoiobiの本を3冊セレクトしてもらいましたー。

1冊目:動物たちの心の世界

動物たちの心の世界/マリアン・S・ドーキンズ/青土社

なかなかハイブローな本ですね。

動物は本能だけではなく、学習能力を持っているって話らしいんです。

2冊目:AMAZING WALK 驚くべき散歩

AMAZING WALK 驚くべき散歩/なるなる文庫

これは、かなりぶっ飛んでいる感じですね。
どんな本なんですか?

え?知らないの?これは自費出版のマンガですよ!
独特なタッチと奇抜なストーリーテリングがクセになる1冊。
関西の本屋さんたちも激プッシュしているのよ。

3冊目:釣りの風景

釣りの風景/伊藤桂一/六興出版

こりゃまた渋い本ですね。

彼は釣りが好きで、フランスに行っても朝早く起きて釣りに行っているの!

フランスで釣りって、あまりイメージないですね。
どこで彼は釣っているんですか?

セーヌ川よ!

え!あのセーヌ川ですか!

あのセーヌ川で釣っているし、むしろセーヌ川を釣っているのよ、私の彼は!
すごいでしょ。

まぁ、やっていることが常人ではない感が伝わりますな。


正直、あまり私は釣りに興味ないんです。
でも、釣り好きの店主さんがこの本をオススメしてくれたおかげで
私だけではきっとこの本を見つけられなかったなって。
とてもいい本と出会ったので、この本でKoiobiを作ろうって思ったのよねー。

そりゃいいですね。

で、こんな風に作ってみたよー。

ちょっとはずかしいのですが
完成したKoiobiはこちらよー。

いつも釣りの話めっちゃしてくれるけど、
正直あんまり聞いてない。ごめんね!!!
でも、楽しそうに話してくれる、君の感じはとっても好きです。
だからめげずに話してね。

どっ直球ですな!
こちゃこちゃ言わんと、好きの2文字に勝るものはない!

いやー。はずいー。

喜んでくれるといいですね!

じゃあ今から、彼がいるパリに行って届けてきますのでー。

え。この連載、どうするんですか?

恋はくるくるまわるパリブレストよ!
追いつこうと思っても、追いつけない。
それは恋も、地球も、時代も、そして連載もいっしょ。
常にくるくるまわっているの!

あの。全然言っている意味が分かりませんが。

いつまでも同じことばかりしていられないの!
つまり、今回でこの連載は最終回ってことよ!

え。

それじゃ、フライトの時間もあるので。これにてー。

行っちゃった・・・。良い旅を。
というわけで、読んでいただいたみなさん
短い間でしたが、お付き合いくださってありがとうございます。
Koiobiの連載は今回で終了みたいですが
ご要望があれば、Koiobiをいろんな場所でやっていきますので
何かあれば気軽にお声がけしてください。
ではでは、また何かの機会に。

(おわり)


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