生田神社
「生田神社は縁結びの神様ですか?」生田神社権禰宜・広報担当の酒井康博さんに伺いました。
新神戸から三宮に移築されて1200年あまり。日本書紀にも登場するほど歴史古く由緒ある神社は、街の中心地にあって、朱塗りの社殿や鳥居が青空に映える美しい神社です。こちらは、「縁結び」の神様としても有名!「戦前より神前結婚式を行なっているのですが、それがきっかけではないでしょうか」と広報担当の酒井康博さん。今でこそ、神社での挙式は有名ですが、当時は珍しく、式を挙げる新郎新婦の姿を見て、参拝客も幸せにあやかっていたのが始まり。縁結びの神様として崇められ、恋人同士や恋を成就させたい女性が多く訪れるようになりました。
水みくじ
そんな神社で、ぜひ、試してみたいのが「水みくじ」。生田神社の社紋である桜がデザインされたおみくじは、社殿の山側にある「生田の森」の中に湧き出ている六甲山系の清水にそっと浮かべると、じんわり文字が…。リアルな恋のアドバイスも書かれていたりします!おみくじは1回300円、運試し、恋試し、して見ませんか。
蝶々のお守り
そして、肌身離さず持ち歩き、恋愛成就、永遠の恋に願掛けしたいあなたにはお守りを一つ…。「蝶々は生涯、対で過ごすと言われているから縁起がいいのですよ」と酒井さんが話す蝶々のお守り(初穂料1000円)が「かわいい!」と女性に人気。男女ペアで持ちたいなら、紅白セットの箱入りの縁結びペア守りもおすすめです。
松尾神社
生田神社に参拝したときに、ぜひ末社の「松尾神社」へ。もともとは農耕業の神様を祀られた神社。阪神淡路大震災で、本社殿が倒壊したとき、修復までの1年間お社の残っていた松尾神社にお客様が参拝するように。「石灯籠の中に、縁結び守りを返す方がいらっしゃったり、杉の木にお祈りする方がいらっしゃったり…」と酒井さん。このころから、恋愛成就の神様としても定着。遠くは北海道や東京からもたくさん参拝されています。新年特別参拝はもちろん、節分祭、豆撒き神事、夏越大祓式茅の輪くぐり、樹齢700~800年のご神木楠のある「生田の森」での蛍の鑑賞会など、祭事・年中行事も執り行われているので、ぜひお参りしてみては。