神戸・ステキ・デートスポット

神戸にはたくさんのパワースポットや恋愛にまつわる、いわれのある場所「デートスポット」がいくつもあります。今回は、異人館周辺エリアの「デートスポット」をご紹介。どんないわれがあるの?どんなふうに効果的?気になることを、いろいろ伺ってみました!いわれを学んだあとは、恋人やご夫婦、ご家族、友達同士…、大切な誰かと一緒に訪れてみませんか。

北野異人館街

すっかりデートスポットとして定着している北野異人館街。実は、異人館の中にも願いが叶うと言われている館が3つあること、ご存知ですか? 行くだけで、なんだかいいことおこりそうな3館のこと、うろこの家ディレクターの崎原朝香さんに伺いました。

ポルチェリーノ/異人館「うろこの館」

外壁が鱗のような「うろこの家」の入り口を入ってすぐの中庭の真ん中にくつろぐように座っているイノシシの像「ポルチェリーノ」。このイノシシの鼻先をひと撫です
ると幸運がもたらされるという言い伝えがあるのです。幸運のためのひと撫でをたくさんされたイノシシの鼻先はピッカピカ!「アンデルセンの青銅のイノシシにも登場した、このポルチェリーノ(フィレンツェのメルカートヌオヴォ広場にはオリジナルがあります)は、世界各国にレプリカが飾られ親しまれているんですよ」と崎原さん。館内では、イノシシの鼻をモチーフにしたサブレ(3枚680円)も販売。食べると幸せになれるかも!?

狛犬/異人館「坂の上の異人館」(旧中国領事館)

神社にある狛犬は『あ・うん』が対になっているでしょう。でもこちらの狛犬は両方が『あ』。「日本ではアシンメトリーを好む風潮がありますが、中国ではこのようにほとんどの獅子像が両方とも口を開けているんですよ」。この狛犬2頭の間を通ると幸運に恵まれるという言い伝えが! 宇宙のはじまりを表す「あ」の表情をした狛犬だから、好きな人と通ると恋がはじまる!? 五十音順の最後の言葉「ん」の表情の狛犬がいないから、恋は終わらず永遠のものに…。都合よすぎな想像も取り入れながら、訪れて見てはどうでしょう。

「サートゥルヌスの椅子/異人館「山手八番館」

この椅子がテレビで取り上げられたときは、「座りたい!」という来館者で行列に。その待ち時間、なんと4時間!「座ると願いが叶う」と言われている「サートゥルヌスの椅子」。「この館で出会ってカップルになった男女や、結婚した人もいるというエピソードもあるんですよ」と崎原さん。館内には2脚の椅子があり、向かって右が女性用、左が男性用となっています。「サートゥルヌス」は、ローマ神話に登場する人類に初めて農耕を教えた神様の名前。豊穣やみのりをもたらす神様というところから「願いが実り叶う」と伝えられています。