北野町東公園理央がたたずむ雨の公園
雨が降りしきる中、理央が一人たたずむ公園のシーンはクランクインから2日目に撮影された。もともと小雨が降る朝だったが、人工的な雨も降らせる(雨降らし)中での撮影。雨のシーンが多い本作、スタッフもびしょ濡れになりながらの初・雨降らしだった。
神戸市営地下鉄 新神戸駅から徒歩10分
阪神電車 神戸三宮駅から徒歩18分
都賀川公園学校近くの桜並木
桜の名所、都賀川での撮影。撮影が行われた2019年は、開花してから冷え込む日が多く、なかなか満開にならず、スタッフは何度も桜の開花状況をチェックしに行き、その甲斐あって美しい満開の下での撮影となった。
阪神電車 大石駅から徒歩6分
閉じる神戸高校4人が通う高校
高校の春休み期間に合わせ、ほぼ1ヶ月にわたって教室、運動場、講堂、中庭、保健室などで撮影が行われた。エキストラとして生徒や先生の皆さんも多数登場。文化祭のシーンではボランティアスタッフの協力もあり、学校中が華やかに飾り付けられた。
神戸市営地下鉄・三宮駅、阪神電車・神戸三宮駅から市バス2(阪急六甲行き)「神戸高校前」下車 徒歩3分
閉じる啓明学院高校の昇降口
4人が何度もすれ違う昇降口のシーンは、春休み中の学校で撮影。お芝居で靴を出し入れする下駄箱は、実際の生徒さんの靴を別の場所に移して、持参した靴を入れ替え。柔らかな光が入る空間が、印象的なシーンの背景となった。
神戸市営地下鉄 妙法寺駅から徒歩16分
閉じる学園東町西公園ブランコのある公園
この作品のクランクインは住宅地の中の小さな公園で。お天気にも恵まれ、新緑の中、カラフルなブランコに座る朱里と和臣の和やかなシーンが撮影された。この日のロケ弁は「祝・クランクイン」の熨斗紙付き。
神戸市営地下鉄 学園都市駅から徒歩5分
閉じる名谷駅朱里が由奈にお金を借りる駅
平日の昼間、電車が運行している時間帯での撮影。きっぷ売り場の設定だったため、券売機の一部をお借りしての撮影となった。駅を利用する方々が混乱しないよう、駅員の方々に誘導していただきながら、無事、撮影することができた。
神戸市営地下鉄 名谷駅
閉じるタックメイト神戸モリモト朱里と和臣が出会うコンビニ
朱里が買い物に出かけ、偶然和臣と出会うコンビニ。雑誌コーナーの本を架空の物に変えるなど、美術部が細部まで作り込みをする中での撮影となった。
山陽電車 舞子公園駅から徒歩8分
閉じる苔谷公園の横の道コンビニ近くの道
三木監督の作品によく登場する「坂道」。本作品でも神戸高校前の坂道、大丸山公園に登る坂道などとともに、舞子公園駅から舞子台方面に登る坂道で撮影された。
山陽電車 舞子公園駅から徒歩5分
閉じる大丸山公園4人がよく訪れる高台
4人にとって大切な場所となる高台は、神戸市内のいろいろな高台の中から、この公園が選ばれた。クライマックスの夜明けのシーンは天気予報を見ながら何度も撮影日を見直し、最高の朝焼けの中での撮影となった。
神戸市営地下鉄 上沢駅から徒歩15分 長田駅から徒歩16分
閉じる神戸松蔭女子学院大学理央が由奈に勉強を教える図書館
理央と由奈が勉強をしている図書館は、大学の広い図書館で撮影。この日はエキストラの方々にもたくさん入っていただき、和やかな雰囲気の中での撮影となった。
阪神電車・御影駅から市バス36(鶴甲団地行き)「六甲台南口」下車 徒歩5分
閉じる西神中央公園図書館近くの公園
図書館の建物(神戸市埋蔵文化財センター)から出て来た理央と由奈が、突然の雨に降られるシーン。広い公園の中には雨降らしのための機材が運び込まれ、走る二人の横を雨降らしのトラックが並走。見晴台のトンネルが印象的に使われた。
神戸市営地下鉄 西神中央駅から徒歩5分
閉じる西神中央公園前歩道橋マンション近くの歩道橋
西神中央公園とプレンティ(商業施設)を結ぶ歩道橋では、朱里、由奈、理央それぞれが一人で歩くシーンが撮影された。特に由奈が歩くシーンの夕焼けが美しく、ニュータウンの広々とした雰囲気が伝わる映像となった。
神戸市営地下鉄 西神中央駅から徒歩5分
閉じる西神南駅朱里が雨宿りする駅前
4人の住むマンション付近の駅として、2回撮影が行われた。レンタルビデオ店が駅前にあるという設定で、セリオ(商業施設)の外観が何度も登場する。
神戸市営地下鉄 西神南駅
閉じるトリトンカフェ理央と由奈が訪れるカフェ
理央と由奈が放課後に立ち寄るカフェは、北野坂の人気カフェで撮影。2面の広い窓から入る柔らかい光が印象的で、テーブル席とカウンター席の2ヶ所で撮影された。
神戸市営地下鉄 三宮駅から徒歩6分
阪神電車 神戸三宮駅から徒歩9分
名谷駅東朱里が母から婚約者を紹介される道
朱里が1年前に住んでいた集合住宅の前の道という設定で、実際に集合住宅が立ち並ぶ地域での撮影となった。撮影当日はまた雨の中での雨降らし。付近の住民の方々にも温かく見守っていただきながら、水たまりに携帯を落とすシーンなどが撮影された。
神戸市営地下鉄 名谷駅から徒歩7分
閉じるココス神戸名谷店家族が顔合わせするファミリーレストラン
理央の父、朱里の母、理央、朱里が初めて顔合わせするファミリーレストランも雨のシーン。スタッフが屋根の上に登って、窓外に雨を降らせていた。
神戸市営地下鉄 総合運動公園駅から徒歩15分
閉じる長田神社夏祭りの神社
夏祭りのシーンは、4月のまだ寒い夜の撮影にもかかわらず、地元の方々が浴衣姿で参加。本物の屋台も登場し、夏祭りの楽しさが伝わるシーンとなった。クランクイン前の安全祈願も、長田神社で行われた。
神戸市営地下鉄 長田駅から徒歩3分
閉じる北野坂クリスマスイルミネーション輝く街
3月の北野坂に突然クリスマスのイルミネーション登場。何も知らずにお店から出て来た人が驚きながらも「メリークリスマス!」と言われ、関西人のノリの良さにスタッフもびっくり。
神戸市営地下鉄 三宮駅から徒歩7分
阪神電車 神戸三宮駅から徒歩10分
元町ケーキ朱里がバイトするケーキ屋
朱里がバイトするケーキ店は、「元町ケーキ」で撮影。お店の閉店前からお店の外に少しずつクリスマスの飾り付けが行われ、お客様もびっくり。朱里が高台に持っていくクリスマスケーキも、このお店で作っていただいた。
神戸市営地下鉄 みなと元町駅
阪神電車 西元町駅から
徒歩2分
ArtTheater dB 神戸 和臣の兄の芝居稽古場
和臣の兄・聡太が所属する劇団の稽古場として登場。舞台上には架空のお芝居のセットが飾り付けられた。
神戸市営地下鉄 駒ケ林駅から徒歩4分
閉じる本作は2019年3月~4月に、ほとんどのロケが神戸で行われました。三木孝浩監督の前作『フォルトゥナの瞳』が、神戸の海側を中心にロケが行われたのに対し、今回は六甲山麓の神戸高校や、市営地下鉄西神山手線沿線など、主に内陸部で撮影されました。
4人が何度も訪れる高台は、多くの公園の中から長田区の大丸山公園が選ばれました。ここでロケが行われたのは初めてだったのですが、今まで撮影がなかったのが不思議なくらい、街が眼下に広がる眺望の良い公園です。
このようにこの映画の中には、神戸に住む人でも知らなかったような風景がたくさん出てきます。映画を見て、このサイトでロケ地を知り、さらにその場所を巡ることが、新しい神戸の魅力を知っていただくきっかけになれば幸いです。
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