神戸・ステキ・デートスポット

神戸にはたくさんのパワースポットや恋愛にまつわる、いわれのある場所「デートスポット」がいくつもあります。今回は、三宮センター街をご紹介。どんないわれがあるの?どんなふうに効果的?気になることを、いろいろ伺ってみました!大切な誰かと一緒に訪れてみませんか。

三宮センター街のブルーニライ

ブルーニライは縁結びの神様?
かつてここで出会った2人が今夫婦に!

三宮センター街の路面にアート作品が埋め込まれていること、ご存知ですか?生田筋とトアロードの間、東西にのびる二丁目の通りの路面には、現在12点のアート作品が地面に飾られています。

この路面アートがスタートしたきっかけは阪神・淡路大震災。震災の翌年、震災復興の第一歩として、商店街振興組合が「アートストリート」構想に尽力。1丁目から3丁目までの随所にアート作品を表現して、道ゆく人に楽しんでもらおうという活動を始めました。

「2丁目の作品は、なぜ路面に?」と尋ねたところ、「実は、2丁目は1丁目に比べて、少し道幅が狭いんですよ。それで、アーケードを美術館に見立ててストリートミュージアムと名付け、思い切って、地面に作品を埋め込む形にしたのです」と話してくださったのは、振興組合の藤井淳史さん。藤井さんたちは、作品をがくすんでしまわないよう、ストリートの掃除にも力を入れられていて月一回のワックスがけも念入りに。そのせいか、強化ガラスのなかにある作品は、どれもまるで宝物のように輝いて見えます。

そして、ひときわ話題を集めているのが、12作品のうちの一つ沖縄在住の陶芸家・大嶺實清さんの作品「ブルーニライ」。沖縄の海を彷彿させるブルーが神秘的な作品です。実は、この作品の収蔵式が行われた2009年、取材で訪れたA新聞の男性記者とB新聞社の女性記者が、取材がきっかけでおつきあいするようになりました。そして、おつきあいの後、アートスクエアでプロポーズしご結婚されたと商店街組合に連絡があったそう。「ちょうど、ブルーニライのある四つ角の南北の通りは、生田神社の参道(いくたロード)。縁結びの神様生田さんも応援してくれたのかもしれませんね」と藤井さん。そんな幸せなエピソードから、「ブルーニライは縁結びの神様」と、この場所を訪れる男女がじわじわ増えているとか!? 
片思いの相手と、結婚をしたいと思っている恋人と一緒に、遠い海のかなたにあると信じられていた楽土の伝説からインスピレーションを受けて作られたこの作品を観にいってみませんか。この作品と目が合うと、良縁とパワーをもらえそうな気がしますよ!

追記
藤井さんが取材時に案内してくださった「三Fストリート」は、ちょっぴり穴場な通り道。神戸芸術工科大学の学生達が手がけた、木に囲われた空間「LOOPand LOOP」は、ベンチもあって、ちょっとした憩いの場。2人でのんびり過ごせるデートスポットとしても、人気になりそうな予感です。